【復習のキロク】体型が変わった!採寸、ボディ原型をやり直す【編み物講座】

私は病気を経て体型がガラッと変わってしまいました。
退院後からすぐに変化していき、今ではウエスト、ヒップは5センチ、太ももはなんと8センチ。
その他の部分ももちろん2〜3センチ変わっています。

洋服や下着も買い替えました。
指輪もお直ししたかったのですが、出向くのが面倒になってしまい
極細のサイズの小さい指輪を重ね付けしてストッパー代わりにしました。
これはこれで雰囲気が変わってとても良かったです。

体型の変化が編み物にどう影響してくるのか、なんとなく想像つくかと思いますが
いい機会なので思いつく限りまとめてみました。

1人でどう正確に採寸したものか・・・
と考えていたら普段から利用しているサービスで、半分くらい採寸できていたことがありましたので
最後までお読みいただけると嬉しいです。

ニットウェアにおける体型変化のメリット・デメリット

身体が大きくなったり小さくなったりすると

  • きつい
  • 入らない
  • ゆるい
  • バランスが悪く見える

と、着心地と見た目に影響してきそうなことが想像できます。
少しくらいの変化であれば、言うほど影響はなさそうな気もしますが。

実際はどうなのか。

体型が変わった私が過去に編んでちょうど良いサイズ感だったプルオーバーを着てみました。

一番気になったのは身幅。
波打つとまではいかないけど、裾周りがパカパカ浮いている。

次は袖。
ちなみに腕回りは4センチ変わっています。
肩が若干下がったように思います。

今流行りのオーバーサイズを着ている、という感じではなく
少し大きめのサイズのを着ている、という結果に。

着心地よりは見た目が気になりバランスが悪く見えました。

サイズのあわないウェアはどうしよう?

着用するために編んだ物のサイズがあわなくなったらどうしますか?

完成までの工程に思い入れがある、とかデザインや形がとても気に入っているなど
どこが気に入っているポイントなのかによって、どうするか変わってくると思います。

  • 完成までの工程に思い入れがある
    →サンプルや自分の記録として、その時の製図などと一緒にそのまま保管しておくといつか何かの役に立つ日がくるかも。
  • デザインや形が気に入っている
    →今の自分サイズに製図を直して編み直す。色を変えてもいいですね!

他にも実際どうするか、その点から考えてみると・・・

  • そのまま着る
    →見た目や着心地にあまり影響がなければ是非着たいです。
  • 編み直す
    →とても気に入っている場合、新たに毛糸を用意して編み直したくなりそう。
    でも新しい糸を用意するなら他の物を編みたいとも思います。
  • 思い出としてしまっておく
    →「完成までの工程に思い入れがある」と同じです。
  • ほどいて糸を再利用
    →ほどいた毛糸は擦れて毛羽だってしまったり、へたってしまったりなかなかウェアで再利用は難しいですが、練習用とか詰め物など活用することになるでしょうか。
    しかしウェアだと糸の量が多いの で私は再利用はしない派です。

今回私が以前に編んで着るのが厳しくなったウェアについては、
とても気に入っている数点はいずれ編み直すことも視野に入れて、今のサイズで製図をやり直して保管しておくことにしました。

以前の製図と比べてみたいし、気になる点があれば修正してもいいしいつ編み直してもいいようにしておきます。

採寸について

サイズに変化があり、作り直したり今後新たに自分サイズのウェアを編むのであればボディ原型の書き直しおよび採寸のし直しは必須です。

ヴォーグ学園に通っていた頃、たしか棒針編みとかぎ針編みの講師コースの第1回目の授業の時に他の生徒さんとペアになって採寸しました。

なかなか身体の各部位を細かく測ることもなかったので少し恥ずかしかった記憶があります。

採寸は1人でも測れる部分もあれば、測れない部分もあります。
測れそうだけど微妙だなというところも。

先日下着の買い替えのためワコールのSCANBE 3D ボディスキャンを利用した際に
あ!これがあった!と思ったわけです。

3D映像や全身18ヵ所の数値など、自分のボディデータをくわしく知ることができるサービスでアプリに計測結果を記録することができます。

私は以前から利用していて、今回サイズがどのくらい変わったのか正確にわかったのも
こちらの過去データからです。

ちなみに、胴体断面の形状などの自分の体型特徴も知ることができるので
サイズ通りのものを買ったのにあわない・・・なんてこともなくなりました。
とても便利なサービスです。

というわけで、SCANBE 3D ボディスキャンで計測したデータで採寸に必要な項目がどれだけカバーできているか調べてみました。

製図に必要な採寸項目SCANBE計測データ項目
頭回り×
首周り(N)⚪️
胸囲(B)⚪️
胴囲(W)⚪️
腰囲(H)⚪️
H下がり×
背肩幅⚪️
背丈⚪️
肩下がりー(定数値のため)
後ろ衿下がりー(定数値のため)
袖丈⚪️
腕つけ回り(A.H)×
腕回り⚪️
ひじ回り×
手首回り×
ひじ丈(袖丈×3/5)ー(袖丈から計算できる)
乳下がり×
乳間隔(B.P間)×
ひざ丈×

1人で採寸しづらい背丈、背肩幅が計測させるだけでも便利ですが、
製図に必要な採寸項目19ヵ所のうち、8ヵ所カバーできていました。

残り11ヵ所のうち3ヵ所は定数値だったり計算でだせるので、残り8ヵ所。
鏡を見ながら1人でできるところは1人で、あとは家族に協力してもらいました。

ボディ原型を書き直す

採寸が終わったので1/4ボディ原型を書き直してみました。

以前のものと見比べると幅がだいぶ狭くなった印象です。

余力があれば、今度試しに着てみたプルオーバーを編み直して比べてみます。

まとめ

今回は大幅に体型が変わったためにしたことは

  • 今まで編んだウェアをどうするか
  • 採寸をし直す
  • 自分のボディ原型を書き直す

主にこの3点でした。

また、ボディ原型をアップデートしたら

  • 製図の復習ができる
  • 常にその時の自分にあったウェアを編める

と、遠ざかっていた製図を見直す機会になってとてもよかったです。

せっかく習った製図。
自分サイズに編むには知っておいた方が良いことがたくさんあります。
いつでも引き出せるように積極的に取り組んで行きたいですね!

最後までご覧いただきありがとうございました。

コメント